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絶対に知っておきたいSNSの影響力

2015年01月04日

近頃の就職活動では、エントリーシートにfecebookをはじめとしたSNSのアカウント名を記載させる欄がある企業も増えてきているようです。そこで今回は、「経歴は華麗だがSNSで愚痴しか言っていない候補者」もしくは「未経験者だがSNSを有効的に利用している候補者」のうち、社運をまかせるならどちらがよいかについてアンケート調査を行いました。普段何の気なしにSNSを利用しているという人は必見です。

アンケート結果

【質問】
残りひとつの採用枠! 社運を任せられるのはどっち?

【回答数】
・経歴は華麗だが、SNSで愚痴しか言っていない候補者:8
・未経験者だが、SNSで有益な情報をシェアしたりなど有効的に利用している候補者:92

結果はナント驚きの…SNSのパワー恐るべし

結果は歴然。SNSを有効的に利用する候補者が92票を得ました。その理由は以下の通り。

・愚痴ばかり言っている人間は伸び幅がおそらく少ない気がする。経験はなくても素直に伸び幅があるタイプが採用したら有益だと思う。
・愚痴はモチベーションを下げる。愚痴を吐いてるのはSNS内だけかもしれないけど、それは腹の底で思ってることだから。いつかそれが態度に出ると思うし、ネチネチ影で言ってるような人を採用はしたくない。
・経験はなくても、有益な情報を知り得ている人間の方が仲間として迎えるのに心強いと思います。

いかがでしょう?SNSの使い方によって候補者の印象がガラリと変わるということが分かります。
名前を検索すればヒットしてしまうSNSもありますし、職を探している人はSNSの利用の仕方にも気をつけなければいけないのかもしれません。しかし逆に言えば、SNSを有効活用できれば良い印象を与えることもできるということです。

SNSの内容よりも仕事の実力次第

一方、SNSで愚痴しか言っていない候補者を選んだのはたった8名でした。

・愚痴の中には的を射た指摘もあるかもしれないので、実力を優先して前者に任せたい。
・愚痴や不満は知っているからこそ出るものだと思う。未経験者は、それを知らないだけで、分かってくれば愚痴を言わない人のほうが少ないから。
・経歴が華麗のほうが即戦力になっていいと思う。愚痴は誰にでもあると思うし、SNSでだけ発散してるなら問題ないと思う。
・多くの経験から適切な判断力が期待できそうなので、未経験者よりは任せられると思う
・愚痴はあれども、実務経験や実績があるものの方が、仕事自体は任せられると考えるため

ごく少数派の意見ではありますが、内容を見てみるとSNSでの発言よりも仕事力という本質の部分を重視する意見が揃いました。
実際、華麗な経歴をもつ候補者の方が仕事が出来るのは確かでしょう。しかしSNSで愚痴ばかり投稿することによって、折角の経歴も無駄になりかねません。実力はあるはずなのに採用に結びつかずに悩んでいる人は、日頃のSNSでの発言を振り返ってみてはいかがでしょうか。

SNSはこれからの時代を渡るための舟―浮くも沈むもアナタ次第

結果は後者がほとんどを占めるという非常に極端なものになりました。ただ、少数派の中にも鋭い指摘があることは無視できません。今回はあくまでも100人を対象としたアンケートなので、回答者数が増えれば結果は分散される可能性もあることを考慮する必要があります。
それにしても、SNSは就職・転職活動において自分をアピールする有効なツールであると同時に自分を貶めることにもなる、諸刃の剣であるということが良く分かる興味深い調査となりました。しかし印象操作の末に無事に職を得たものの、安心した途端にメッキが剥がれて底意地の悪さが露呈…なんてことにはなりたくないものですね。

<アンケート実施概要>
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女(会社員)
■調査期間:2014年12月4日~12月15日
■有効回答数:100サンプル

エルテスクラウド