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【緊急市場調査】
『インターネットの購買活動に与える影響調査』から見るネットの声の影響力

2015年02月10日

現在、あらゆる商品・サービスについての『口コミサイト』が存在します。そのことからも分かるように、消費者の購買活動はネット上に書込まれた情報から強く影響を受けています。裏を返せば、ソーシャルメディアの普及を背景に一個人の発信力が強まっている、ということでしょう。株式会社エルテスでは、全国の20代~60代の男女1,083名を対象に、『インターネットが消費者の購買活動に与える影響』についてアンケート調査を実施しました。インターネット上にある情報がどれだけ消費者の購買活動、ひいては企業の業績に影響するのかを見ていきます。

消費者の87.5%はインターネットで情報収集する

「何かを購入する前にインターネット検索しますか?」との問いに対し全体の87.5%がネットで情報収集をすると答えました。調べ方としては『商品名や会社名の検索』と『口コミサイトのレビュー』が一番多い回答でした。『口コミサイトのレビュー』も検索結果から見にいくケースがあることを考えると、なにか商品を買う前にインターネット検索で情報収集することは全世代を通じてスタンダードになっているようです。

少数の消費者が大多数を動かす

さて、検索して得られた情報はどの程度購入に影響するのでしょうか。「検索した結果、悪評等のネガティブな記載(利用者の不満やクレーム)は気になりますか?」との問いには全体の91.5%が「気になる」と回答。また、「悪評等のネガティブな記載(利用者の不満やクレーム)により、購入をとりやめますか?」との問いにはなんと79.6%の消費者が「購入をとりやめる商品がある」と回答しました(商品群ごとに回答する質問形式)。商品についてネガティブな記載があると、かなり高い確率で購買に影響するようです。
その一方で、「購入した後に不満やクレームを口コミサイトやソーシャルメディアに書き込んだことはありますか?」との問いに対し、「書き込んだことがある」と答えた消費者は全体の12%しかおらず、88%の消費者は不満やクレームを書き込んだことがないという結果になりました。インターネットの情報を参考にしている割には、書き込んだことのある人は予想以上に少なく、一部の消費者の意見が多数の消費者を動かしていると言えそうです。

女性の方がネットの声に影響されやすい

さらに、男女別でアンケート結果を見てみると、ネガティブな記載を気にする割合も、購入を取りやめる割合も男性より女性の方が高い結果となりました。一方で、商品の不満や口コミを『書き込み』する人の割合は女性の方が低く、『少数が多数を動かす』という構図は女性の方が顕著に見られました。メインターゲットが女性向けの商品については、インターネットの情報が購買活動に与える影響がより強いということが言えるでしょう。

いまこの記事を読んでいるみなさんの中にも商品を買う前にインターネットで情報収集する方が多いのではないでしょうか。逆に企業側から考えるとインターネット上での自社の評判に対して手を打つ必要性が高まっていると言えるでしょう。
この記事は『インターネットの購買活動に与える影響調査』レポートを再構成したものです。他の調査結果も合わせてレポート全10ページを下記よりご覧いただけます。

【緊急市場調査】
『インターネットの購買活動に与える影響調査』から見るネットの声の影響力

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