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食の安全とソーシャルリスク

2015年07月01日

ネット炎上はあらゆる業種に影響を及ぼしている昨今、食品を扱う企業では特に大きな課題となっているようです。それはここ数年発生した食中毒事故、産地偽装、消費期限偽装、異物混入等から「食の安全」への関心の高まりが背景にあると思われます。

食に関するソーシャルリスク

食品関連企業が注意すべきソーシャルリスクは、大きく分けて2つに区分出来ます。1つは、製造・流通段階での異物混入や食中毒のように意図せずとも実際に発生してしまったことやその後の対応に批判が集まり、ソーシャルメディアを中心としたインターネットを介して、より大きな批判を浴びることです。

もう1つは、昨今話題となることも多い、従業員、関係者が悪ふざけ等の不適切な内容をソーシャルメディアに投稿し、拡散していわゆる“炎上”状態になってしまうことです。

上記2点とも1度大きな炎上になってしまうと、当初の話題の発端となった事象だけでなく、その企業の過去のあらゆる行動や発言までも批判の的になってしまうことです。

ソーシャルリスクへの備え

ソーシャルリスクへの備えとして4つのポイントがあります。

1. 身内から不適切な投稿をさせない
ネット炎上の多くは従業員等の関係者によるものです。大きな炎上になってしまった投稿をしてしまった人の多くは悪意なく意図せず投稿してしまっています。ソーシャルメディアの特性やリスク等の注意事項を啓蒙することが有効です。

2. インターネット上のリスクある投稿を早期に見つける
早期に発見することで、拡散前に適切な対処をするための方針や準備が可能になり、リスクを減少させることが出来ます。

3. リスクを発見したときの対処法、体制を準備しておく
誰がどのように対応するのか、社外やインターネットでのコミュニケーションをどうするか等の基本的な方針を決めておくことが大切です。

4. インターネット上で自社のファンを増やす
インターネット上でのファンを増やすことで、炎上を抑制出来ることもあります。

どれも一朝一夕にはいきませんので早期の取組が重要です。社内の体制や備えについて1度確認しておくことをオススメします。

インターネット監視は有効か?

上記の2の「インターネット上のリスクある投稿を早期に見つける」のに有効なのは24時間体制でのインターネット監視です。リスクのある投稿はいつ誰がどこに投稿するかはわかりません。エルテスの提供する24時間365日の監視サービスである「Webリスクホットライン」が、来週7月7日22:00放映のTV東京、日経スペシャル“ガイアの夜明け”で取り上げらる予定です。
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber3/preview_20150707.html

監視サービスの実際の模様が放映される予定ですので是非ご覧いただければと思います。また個別相談も随時受け付けておりますのでお気軽にお問合せください。

食品・外食産業におけるネット炎上多発の背景とその予防策について

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