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海外でのTwitter炎上事例からみる
炎上しやすいトピック、炎上しやすい人
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2015年09月02日
ネット炎上件数は例年増加し続けており、エルテスの炎上データベースによると、7月は昨年比20%増、8月は26%増となりました。その中でも約半数を占めるのが「一般的倫理観・道徳観」から逸脱した言動に対する批判です。これは、日本だけに特異なことではありません。むしろ、人種やジェンダーといったテーマにおいては海外のほうが厳しく批判される傾向にあります。
そういった人種やジェンダーなどの炎上しやすいトピック、また炎上しやすい人にも特徴があります。それでは実際に起きた海外でのTwitter炎上事例をみてみましょう。
海外でのTwitter炎上
海外で大炎上となった事例をご紹介します。
2013年12月20日、大手ネット会社IAC/(InterActiveCorp)社の広報担当の女性が南アフリカ行きの飛行機に乗る直前にTwitterに投稿したツイートが大炎上しました。
問題のツイートは次の内容です。
“Going to Africa. Hope I don’t get AIDS. Just kidding. I’m white!”
(今からアフリカに行くけど、エイズにならないことを祈るわ。なんてね、ただの冗談よ。だって私は白人だから!)
これは「人種差別」として彼女が飛行機に乗っている間に世界中に拡散されることになります。彼女のメッセージボックスは着陸直後に無数の知らない人たちからの痛烈な批判メッセージでいっぱいとなり、結局彼女は職を失いました。
炎上しやすいトピック、炎上しやすい人
「ネット炎上」はあらゆる人のあらゆる背景から発生しますが、比較的炎上しやすいトピックが次のようにあります。
● 人種差別、男女差別
● 領土、戦争責任
● 食品衛生
● 個人情報漏えい
食品や個人情報に関するトピックは単純に性質上敏感になるというところが大きく、人種差別や男女差別、領土、戦争責任というトピックは意見や価値観の違いから、炎上ツイートへの批判意見に対してさらに賛成・反対などの議論が沸き起こることで増長するメカニズムがあります。
また同様に、炎上しやすい人、というのも次のように存在します。
● タレントや文化人などの有名人
● 政治家
● 大企業の社員
●(炎上したトピックに関する)専門家
上に例にあげた彼女の炎上ツイートは、拡散されてすぐに身元が特定されました。人種というトピックに触れてしまったこと、大手企業に勤務していること、さらに広報という職種といくつもの要素が重なって、インターネット上で格好の炎上ターゲットとなってしまったのです。
SNSに対する当事者意識
SNS は誰でも手軽に使える分、つい不注意になりがちですが、誰でも手軽に使えるということは、自分が投稿した情報の受け手は世界中に無数にいるということです。実際、上の例の彼女のフォロワー数はわずか200程度でしたが、拡散や転載により、世界中の人の目に触れることになりました。
今回の例では個人アカウントの炎上例でしたが、企業名が特定されるとその企業に対しても何らかの対応が求められます。この場合は、会社側が即刻「遺憾」コメントをだし、「解雇」を宣告しました。会社アカウントであればさらに厳しい目で見られます。
SNSと企業はもはや切り離せません。社員一人ひとりのSNSに対する当事者意識、たった一言が企業に与える損害を周知していくことが求められます。
エルテスではSNS運用規定の策定、一般社員・広報担当・役員など役職に合わせたソーシャルリスク研修などをご支援いたします。お気軽にお問い合わせください。
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